7Feb
苦戦していた授乳に慣れてくる頃、大人は眠たくて寝たいのに、目がギラギラしている赤ちゃんを見て、もう寝る時間だから早く寝てくれないかなーと思うと同時に、ふと赤ちゃんっていつから夜寝てくれるんだろうと思う人も多いのではないでしょうか。
最近では、大人に合わせて赤ちゃんが生活リズムを崩している場合もあり、深夜に寝て朝遅くまで寝ている事も問題となっています。友人の1人は、赤ちゃんを寝かし付けるのは23時間や0時になると言っていました。
理由は、旦那さんの帰宅が遅く寝ていても起きてしまうため、早くからの寝かし付けをやめたと。朝は、お母さんも一緒に遅くまで寝ていると言っていました。家庭でそれぞれ、生活リズムは違います。皆が寝る頃に仕事へ行く人や、帰って来る人など様々です。
しかし、大人の生活リズムに決して赤ちゃんを合わせてはいけません。何かしら、寝かす方法はあると思います。
目次
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早起きが良いと言われている理由
なぜ、早寝早起きがいいと言われているかというと、脳や身体、心の健康にその後の生活が大きな影響を及ぼすからです。
地球の1日は24時間ですが、人間の体内時計は25時間、赤ちゃんの場合はこの体内時計に合わせて、昼夜の区別なく授乳と寝る事を繰り返しています。
大体の方が、赤ちゃんの欲求に答えて、授乳や寝る事をするので時間がズレていき、昼夜逆転が起こります。では、どうやって合わせるのかと言うと、朝は朝日を浴び声をかけ、昼間は基本的に起きて生活をし、夜になると部屋を暗くし寝るという生活を継続して行うことです。
睡眠は年齢問わずとても大切ですが、特に赤ちゃんの時期は、全てが新鮮で新しい事ばかりなので沢山の情報を整理して記憶します。その際に必須なのが睡眠です。寝ている時に神経系の回路が整備され、脳が成熟していきますが、眠りが深い時に成長ホルモンが分泌され、細胞分裂が活発に行われる事で身体も成長します。
昼夜逆転の生活が続く事で、ホルモン分泌が崩れ、睡眠障害、集中力低下、活動意欲の低下など引き起こされます。この様に昼夜逆転の生活は、身体や心の健康が正常に働かなかくなり、赤ちゃん期に生活が改善されなければ、その後の幼児期、学童期の成長にも大きな影響を及ぼします。早寝早起きの生活スタイルを獲得し、健康的な日々を送りましょう。
赤ちゃんの生活リズムの作り方
睡眠
朝起きる時間、寝る時間を毎日同じにしましょう。朝起きたらまず、朝陽を浴びせ「おはよう」と声をかけると最初は赤ちゃんも分かりませんが、そのうち理解してきます。
寝る時間も毎日同じ時間に寝かしつけを行い、赤ちゃんに合った寝かしつけを見つけ入眠の儀式にし、赤ちゃんに寝る時間だということを教えます。部屋は暗くし、興奮するような遊びや音楽などは控えて、リラックスして眠れる環境作りをします。
お昼寝が長い場合は、決めた時間には起こす事も時には必要です。
食事
授乳の時期であれば、月日が経つにつれて授乳間隔も空いたり、一定の間隔になります。頻回授乳の時期は、そこまで時間に縛られずママもリラックスして過ごしましょう。この時期は疲れて、生活スタイルの事まで考えれませんよね(笑)
授乳間隔が一定になってきたら、お昼寝の時間や授乳の時間をなるべく日々同じにしていくと、後々リズム付けがしやすくなります。離乳食の場合は、1回食の初期は朝離乳食をあげ、3回食になったら大人が遅い食事の場合は大人に合わせず、早めの食事をしましょう。
お風呂
沐浴期の場合は、昼間の沐浴でリラックスした後のお昼寝にするといいです。大人と一緒にお風呂に入れるようになったら、あまり遅い時間にせず決まった時間にお風呂に入りましょう。
毎日のお風呂の時間を決めることで、寝る時間も定まります。
日中の過ごし方
首が据わってきたら、天気がいい日は抱っこやバギーなどでお散歩に出掛けると良いでしょう。寝返りやハイハイが出来る様になったら、支援センターや赤ちゃんの集まりに出掛けるのもいい刺激になります。
一人歩きが出来る様になれば、公園などへ行きおもいっきり遊びましょう。天気のいい日は、積極的にお外へ出るのがおすすめです。
月齢に合わせた生活リズム
0〜3ヶ月頃
0〜3ヶ月頃までは、起きて授乳して、寝ての繰り返しで昼夜の区別もなく、授乳間隔も一定ではないので赤ちゃんのリズムに合わせましょう。3ヶ月頃になると、少しずつ昼夜の区別がついてきますが、授乳間隔も定まらず昼夜問わずまとまって寝なかったりと、赤ちゃんによって様々です。
授乳間隔が一定になってくると、生活リズムをつけやすくなります。2ヶ月頃から朝になれば、カーテンを開け朝陽を浴びせ、日中は明るい部屋で遊び、夜になったら暗くした部屋で寝る環境を作ります。
5ヶ月頃
5ヶ月頃から、早ければ離乳食を始める赤ちゃんもいます。離乳食を毎回決まった時間にあげる事も生活リズムをつけるのには大切です。
夜まとまって寝る赤ちゃんもいれば、夜泣きをする赤ちゃんもいますが、朝は睡眠時間の長さに関係なく決まった時間に起こすといいでしょう。起きる時間が決まれば、その後の授乳や離乳食、お昼寝の時間も決まってきます。
7ヶ月頃
7ヶ月頃になると、離乳食は2回になります。夜泣きがなかった赤ちゃんも、急に夜泣きが始まる事もあります。
しかし、朝遅く午前中まで寝かせておくと、離乳食が2回食べれなかったり、生活リズムが崩れ夜寝るのが遅くなったりするので、必ず朝は決まった時間に起こしましょう。
9ヶ月頃
9ヶ月頃になると、離乳食が3回になり食事の時間も決まって大人と一緒に食事をする事もあるでしょう。動きも活発になり日中沢山動いて、夜は疲れて寝付きがよくなる赤ちゃんもいます。
時には外出して、いつもの時間とズレてしまう事もあると思いますが、次の日は決まった時間に起こし、食事、お風呂の時間でリセットしましょう。
1歳頃
1歳を過ぎると、外で遊ぶ事も多くなり日中は沢山遊び、お昼寝も1日1回になってきます。
しかしお昼寝が長かったり、遅くまで寝かせておくと夜寝れなくなったり、食事やお風呂がズレてしまうので、夕寝をさせないように気を付けましょう。長すぎるお昼寝にも注意です。
1歳半頃
1歳半頃からは、体力がついてきて日中沢山遊んでいても、夜寝る時間になっても遊びたがる子もいますが、どんなに眠そうでなくても遊びたがっていても、いつもと同じ就寝時間にはお布団に入って寝る習慣付けをしましょう。
月齢生活リズムまとめ
このように、成長と共に変化するリズムを一定になるようにママは調整してあげましょう。パパは赤ちゃんとのスキンシップのためにお風呂を入れることが日課な家庭もあるでしょう。しかし、仕事で残業により帰宅が遅くなりお風呂も遅くなれば、寝る時間も遅くなってしまいます。パパの気持ちも分かりますが、遅い日はママが入れてあげましょう。
パパの帰宅で、興奮してしまい、パパは仕事帰りで赤ちゃんの顔を見たいためにはしゃいでしまい、そのまま興奮してなかなか寝ない、と言う話は良く聞きますよね。我が家の場合は、パパの帰宅時に寝かしつけ中で寝ていない場合でも会うのを遠慮してもらってます(笑)
かわいそうかもしれませんが、興奮して寝なくなるのが分かっているからです。また会いたくて部屋に入ってきたときに、やっと寝かけた所だったのにー!って事がないためにも、会わないようにしています。
お昼寝をしてくれている間はママの一人の時間ができ、したかった家事や趣味、お茶をして息抜き、一緒にお昼寝が出来ます。長く寝てくれる事は、ママの一人の時間も増えるのでついつい長くても、夕方に寝てしまってもそのまま寝かせてしまいがちですが、今度は夜なかなか寝てくれません。
そうなると、ママも寝かしつけで長い間何も出来ず、結局遅くに寝る事になります。赤ちゃんにも、ママにもいい事はありません。赤ちゃんのリズムが決まっていれば、旅行、外出の際の予定も立てやすいです。
また、早寝早起きの生活だと赤ちゃんが寝た後のママの一人の時間も増えたりと、いい事尽くしです。朝起きる時間もほぼ一定だと、朝のスケジュールも管理しやすいので、ママの起きる時間も一定になるので身体が楽ですよ。
理解するようになってから、早寝早起きの習慣を付ければいいと思わず、赤ちゃん期からしっかりと生活リズムをつける事で、その後の学童期も楽になり、心と身体の健康のためにも、少しずつリズム付けの生活をしましょう。
私の体験談
参考までに私の場合はどうしていたかというと、里帰り中は夜遅くでも電気をつけ、寝かしつけも全くせず、起きて授乳して寝るの繰り返しの毎日でした。
里帰りから帰った、生後1ヶ月頃から、朝起きたら朝陽を浴びせ「おはよう、朝だよ」と毎日声かけ。
ベビーベッドをリビングに置いていたため、電気を消して寝る時間が遅くなってしまう事も良くありました。また、我が家も赤ちゃんのお風呂は父親の仕事だったので、帰宅が遅くなれはその分お風呂もズレていました。
生後3ヶ月頃に引っ越しをし、それに伴いベビーベッドも寝室になった事、仕事で帰宅が遅くなったため、休日以外は私が入れていたのでこの頃から、本格的にリズム付けを開始しました。
お風呂の時間も毎日同じ時間に入り、寝る時間も20時に寝る事を決めていました。ただ、朝は7時になっても起きない場合のみ、起こしていました。また、お昼寝のパターンも自然と同じになったのでスケジュールが立てやすくなりました。
帰省中や、旅行の時でも生活リズムを崩さない様に、大人が息子に合わすスケジュールを立てていたので崩れる事がなく、大体同じ時間に起きて、寝るというリズムが出来ています。旅行中ぐらい、お正月ぐらい、など例外は私の場合は作りませんでした。
周りからは「かわいそう」「やり過ぎじゃないの?」「もう寝かすの?」「まだ遊びたいんじゃない?」など言われ、時には嫌な思いをする事もありましたが、親は自分達と言うことを忘れず突き通しました。
結果として、私は今の息子の生活リズムができて良かったと思っています。いずれは、イベントや旅行で寝る時間や起きる時間が前後することがあると思いますが、今の時期には、時間をずらしてまで起こしておく必要はないと考えています。それは、親の都合であって赤ちゃんのためではないからです。
成長と共に、活発になり今1歳半の息子のスケジュールは、大体6時半に起床し7時に一緒に朝食、午前中は公園や支援センターで思いっきり遊び、11時半〜12時に昼食、その後12時半〜13時にお昼寝をし1時間半〜3時間弱寝ます。
その後、17時に一緒にお風呂へ入り、18時に夕食。19時45分〜20時には、眠そうでなくても暗い寝室へ行き寝かしつけをし、20時〜20時半の間に大体寝ます。
まとめ
赤ちゃんの身体と心の発達、健康のためにも赤ちゃん期からの生活リズム付けがとても大切になってきます。住まいの環境や、パパの仕事関係、生活環境など、家庭によって状況が違うと思いますが、周りの理解を得てリズムが付くまでは、振り回される事も多々あると思いますが、毎日継続して頑張りましょう。
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