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母乳育児とミルク育児のメリット・デメリットについて

公開日: 更新日:
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妊娠中、出産すると誰でも母乳が出てそれを赤ちゃんが飲んで、満足してぐっすり寝てくれると思っていませんでしたか?赤ちゃんの要求とママのおっぱいの供給リズムは産後すぐ合うのではなく、少しずつ合ってきます。母乳で育てたいと思っている女性は沢山いるのではないでしょうか?

一時期、人工ミルクは必要なビタミンやミネラルを含み、与えた量も分かるため母乳よりも良いとされた時期もありましたが、現在はWHO及びユニセフが主体となり、世界的な母乳育児推奨運動も行われています。しかし、様々な理由があって母乳をあげたくてもあげれずミルクで育てている方、母乳とミルクの混合育児の方もいます。

今回は母乳育児とミルク育児それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。


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母乳育児のメリットとデメリット

メリット

母乳には免疫に役立つIgA(免疫グロブリン)が豊富に含まれており、初乳に最も多く含まれていますが、その後の母乳にも含まれています。

カルシウム、リン、マグネシウム(鉄分)、たんぱく質、炭水化物など母乳には栄養満点の成分が入っています。母乳の成分で1番多いのが、たんぱく質、次いで乳糖と呼ばれる炭水化物です。乳糖はカルシウムの吸収も助けてくれます。

完全母乳の場合は、栄養素のばらつきや不足が少ないです。赤ちゃんが母乳を欲しいと思った時に、いつでもあげることができ、ママさえいれば成り立ち、いつも慣れている乳首で母乳を飲めるため、哺乳瓶の乳首の様に月齢毎に交換したり、嫌がる乳首もあるため吸い付きやすいものを探したり、疲れて一気に飲めず不機嫌になる事もありません。

肥満防止にも母乳が効果的です。母乳の成分にはレプチンという成分が含まれており、レプチンは脂肪細胞を増やさないように働きかけます。特に生後6ヶ月までは、母乳を可能な限り与えた方が肥満を予防できると考えられています。

また、下痢や嘔吐、肺炎、内耳炎、中耳炎など重症化する確率が低下する、便秘になりにくい、湿疹が出にくいなどがあります。ママの健康面では乳がん、卵巣がんにかかるリスクの低下、ダイエット効果があるということ。

私は産院の母親教室で、産後の母乳はダイエット効果があるからいくら食べても太らないよと言われましたが、本当にいくら食べても太りませんでした。沢山食べても母乳でむしろ、痩せました。

母乳を飲む事で顎の発達が優れます。顎が発達することで咀嚼(そしゃく)機能も発達するので、後に始まる離乳食で噛んだり、飲み込んだりする事が上手になります。

母乳育児では、ママと赤ちゃんが密着して授乳するためコミニュケーションが図れ、ママの愛情を感じ、赤ちゃんが甘えたい時や、安心したい時にも授乳することで、赤ちゃんはおっぱいが安心する場所として授乳が大好きになります。

デメリット

搾乳し冷凍も出来る母乳ですが、鮮度のいい母乳をあげようと思うと、ママが赤ちゃんの授乳に合わせて常に一緒にいる必要があり、負担が大きくなることも。

また、慣れない授乳に乳首の亀裂や出血などで痛みを伴いながらの授乳があること。これは、私も経験して本当に痛く辛かったです。授乳の時間になると、乳首が痛くて吸われるのが怖ったです。

授乳が上手くいかないことや、どれぐらいの量を飲んでいるのか分からず精神的ストレスを感じやすくなります。離乳食始めるまでは、本当にこの理由で悩まなかった日や心配しなかった日はなかったと思います。出来る事なら毎日体重を測って確認したかったぐらいです。

粉ミルクに比べて、授乳間隔が短く特に夜間の頻回授乳により睡眠不足になりやすいです。ママの食生活が重要となるので、健康的な食生活を心掛けることで、赤ちゃんも母乳を通して毎日健康な食生活を送っていることになります。私は産院で、和食を心掛け、揚げ物やファーストフード、ケーキ、母乳が冷える生魚、アイス、冷たい飲み物など禁止でした。夏だったので辛かったです。

外出の際は、いつでも授乳出来る様に、授乳しやすい服装、下着でなければいけません。着たい服も卒乳まで我慢することも。

ミルク育児のメリットとデメリット

メリット

最近の粉ミルクは、母乳の栄養素に限りなく近づけるよう努力しており、様々な栄養素が入っています。母乳の様に赤ちゃんが飲んだ量が分からず不安を感じる事が少ない。ミルクは目に見えて飲んだ量がわかります。

最大のメリットは、パパも参加出来る事ではないでしょうか。粉ミルクであれば、パパも授乳を通して育児に積極的に参加でき、パパと一緒に喜びや不安や悩みなどを共有できます。ママの急な用事や、仕事、出掛けなければいけない時にも、パパや家族に預ける事ができます。

また、一緒のお出かけの際も比較的場所を選ばず授乳が出来ます。母乳の際はどこでもできるわけではありません。母乳であれば乳首のトラブルや、乳腺炎など乳房トラブルがつきものですが、ミルクの場合は心配がありません。

食生活の制限もないため、飲酒や香辛料も気にすることなく、風邪を引いた際でも薬を飲む事ができます。ミルクは母乳よりも消化に時間がかかるため、腹持ちが良く、夜間もよく眠ってくれます。服装も気にせず好きな服を着ておしゃれする事もできます。

デメリット

母乳に含まれる免疫物質、IgAやIgGを獲得することができない。また、母乳は無料ですが、粉ミルクはコストがかかること。赤ちゃんがお腹を空かせて泣いた時も、母乳のようにすぐあげる事ができず、準備したり冷やしたりと時間がかかり、授乳後も洗浄や消毒したりと手間がかかります。

赤ちゃんとの外出の際には、熱湯や湯冷まし、粉ミルク、哺乳瓶数本、洗浄液、消毒液など荷物が増えます。母乳の様にダイエット効果を期待出来ません。
母乳育児でないことを、周りの人から心ない言葉を言われて傷付く事もあります。

どちらの育児でも不安はある

このように母乳でも、ミルクでもメリット、デメリットがあり、ママの事情や、赤ちゃんの事情により粉ミルクにせざるをえなかった人もいます。

勘違いされやすいですが、粉ミルクだからといって「まったく不安がない」というわけではありません。粉ミルクであれば、与える量はそれぞれのメーカーの蓋に記載があり、飲んだ量も確認出来るため母乳より不安、心配が少ないと思われがちですが、必ずしもどの赤ちゃんも記載通りにゴクゴク飲んでくれるわけではなく、少食の赤ちゃんもいて、一回に飲む量が少なく頻回の授乳や、医師より増やしましょうと言われたり、逆に飲み過ぎて粉ミルクであるがゆえに太り過ぎになるのではないかと心配したり、様々な事でプレッシャーを感じ育児をしています。

私は、母乳育児の産院のため熱心な母乳マッサージやケアをしてもらい母乳育児をしていましたが、2ヶ月~6ヶ月頃の4ヶ月間は母乳よりの母乳とミルクの混合育児でした。

特に年配の方の、挨拶変わりのような母乳出てる?の言葉に何回傷付き、嫌な思いをしたか。「母乳がいいから」の言葉にも傷付きました。母乳がいいのはわかってるけど、足りないからミルクを飲ませているのはしょうがないのですが、何故か昔の人ってミルクに否定的ですよね。母乳、ミルクと両方を経験して思った事は、どちらの育児であれ共通して赤ちゃんの発達に不安や心配をする日々だったことです。

まとめ

母乳育児でもミルク育児でも、決めるのはママです。メリット、デメリットを理解した上で、自信を持って育児をしましょう。母乳で育てたいと思って頑張っていたママ、うまくいかず自分を責めてしまう事もあると思います。そんな時は、粉ミルクと混合にしたり、粉ミルクに切り替えてもいいと思います。

ママがストレスをかかえて頑張りすぎても、赤ちゃんはママの泣き顔ばかり見てたらきっと、心配してしまいます。そんな気持ちは赤ちゃんに伝わってると思います。お互いのストレスがないように、健康でいられる選択をして下さいね。

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