7Sep
妊娠すると、体や精神、食の好みなど様々な変化が起こりますが、今回はその中でも妊娠による尿漏れについてご紹介します。
尿漏れをしてしまうと思うと、外出や仕事、交通機関を利用する際も心配になりますよね。
また、尿漏れによって下着が汚れる事で不快感もありますよね。
家に居る時であれば、すぐに確認出来ますが、外出時や仕事中などなかなか確認できないときは、尿漏れなのかおりものなのか、切迫流産や早産のトラブルの症状ではないかと心配になる方も多いと思います。
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なんで尿漏れになるの?
妊娠初期からの変化で、妊娠を継続させるために黄体ホルモンの働きによってホルモン分泌が変化します。
赤ちゃんが大きくなるため、お母さんの子宮を支え、やがて訪れるお産のために、子宮を支えている筋肉の骨盤低筋を黄体ホルモンが柔らかくします。
そのため、膀胱にむけて尿路が刺激されやすくなります。
また、膀胱は子宮の上にあるため子宮の重みで膀胱に圧力がかかり、尿道をふさごうとする力に勝ってしまうためでもあります。
その他にも、カンジダ膣炎など、膣内部の感染症では炎症により尿漏れしやすくなります。
こちらは、早産の原因にもなるため早めの発見・治療が大切です。
痩せている人、静脈瘤(じょうみゃくりゅう)が出やすい人、妊娠前から頻尿だった人など、体質や生活習慣によっても妊娠中に尿漏れを起こしやすい原因があります。
どんな時に尿漏れする?
尿漏れの症状は、笑ったり、くしゃみや咳をする時に尿漏れしてしまう人が多いようです。
ですので、風邪や花粉の時期が最も辛いようです。
リラックスしている時に、自分の意思とは別に尿漏れしてしまっていることもあります。
その他にも、急に立ち上がるときなどです。
予防法はあるの?
残念ながら尿漏れの予防法はありません。
職種や、仕事内容によっては難しいかもしれませんが、とにかく尿意を感じたらすぐにトイレへ行く事です。
回数も増えて、頻繁に席を外すことになり周囲の目が気になるでしょうが、ここは割り切りましょう!
妊娠のマイナートラブルは、経験者や同性では理解してもらえない事が多いと思いますが、我慢出来るような事ではありません。
予防法がない以上、尿漏れになった場合の対策を覚えておきましょう。
尿漏れの対策は?
対策としては、経験者のほとんどの方が専用パッドや生理用ナプキンを付けて過ごしていました。
汚れれば、すぐに清潔な物に変えることが大切です。
時間としては2~3時間おきにつけ替えてください。
できれば生理用ナプキンよりも専用の尿漏れパッドを購入しましょう。
なぜなら、薄くて吸収性もよく消臭効果があるのでにおいを抑えることができるからです。
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また、病院で妊婦を対象とした、マタニティエアロビクスなどに、尿漏れ対策の運動を取り入れているところも多いようです。
妊娠初期のホルモン分泌に始まり、子宮が大きくなるために起こる妊娠後期まで妊娠中は出産まで尿漏れで悩まされる人もいます。
しかし、産後収まる人もいれば、産後は膀胱知覚を伝える神経が衰えるため、出産後も続き長い間尿漏れが続く人もいます。
産後に備えて、骨盤底トレーニングや産褥体操をして対策をしましょう。
まとめ
初めて尿漏れを経験される方は「恥ずかしい」という思いがあるかもしれませんが、多くの妊婦さんが経験している妊娠中の代表的な悩みなのです。
しっかりした対策をとって産後まで続かないようにすることが大切です。
しかし、トレーニングや体操でお腹に張りや痛みが出た場合は無理をせずにすぐに中断しましょう。
また、太りすぎると脂肪が膀胱を圧迫して尿漏れの原因にもなりますので、正しい食生活も心がけてくださいね。
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